ぎりぎりの勝利

 中日は21日、横浜に5対4と逆転勝ちし、連勝を6に伸ばした。前日に5試合連続完封勝利とプロ野球新記録を樹立したが、この日は先発の吉見一起が4回にハーパーに2ランを浴びて、6試合連続完封はならなかった。また、連続イニング無失点記録もセ・リーグタイ記録の50イニングで途切れた。
 落合博満監督は記録が途切れたことについて、「予想通り。点数を取られるのは吉見だよ」と痛烈なコメント。吉見が5試合連続完封勝利が始まる前の15日の東京ヤクルト戦で敗戦投手になったことを指し、「アイツから始まってんだもん」と半ば投げやりだった。
 今季初スタメンの堂上剛裕が2安打2打点、大島洋平が勝ち越し打と活躍したことについては「ギリギリだなってところで使って、若手は必死こいてやる。そういう意味ではいい競争している」と若手を評価。「ゲームは結果しか求めない。今の状態を続けてくれれば(自然と)出てくるんじゃないか」と期待を口にした。

取材協力:野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly