井口が決勝打!ロッテ、連日の延長戦制しファイナル進出

2010/10/10 17:21 配信 サンケイスポーツ

9回、左越えに本塁打を放つロッテ・里崎=西武ドーム(撮影・川口良介)(写真:サンケイスポーツ
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 パ・リーグクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)の西武−ロッテは10日、西武ドームで第2戦が行われ、ロッテが延長十一回に井口の適時打で激戦を制して2連勝。連日の延長戦を制したロッテは14日開幕のCSファイナルステージでソフトバンクと対戦する。


 ロッテは3点を追う二回に今江のソロで1点を返し、1−4の六回にサブローの適時二塁打で2点差、続く七回には里崎の中前適時打で1点差に詰め寄ったが、続く好機は生かせず。

 しかし1点ビハインドの九回、先頭の里崎が西武3番手長田の投じた初球を左翼席に叩き込み、試合を振り出しに戻した。迎えた延長十一回、先頭の大松が左前打で出塁。九回に同点弾の里崎が犠打で走者を進めるなど二死一、二塁で打者はこの試合4打数無安打の3番井口。井口はここで期待に応える中前打。二塁から代走に出ていた俊足岡田が生還し、ロッテがついにこの試合初めてのリードを奪った。その裏の西武の反撃は守護神小林宏が封じた。ロッテは07年以来3年ぶりに日本シリーズ進出を懸けた戦いに挑む。

 西武は初回に3点を先制。三回に1点を加えて終盤までリードを保ったが、九回に懸案のリリーフがまたも失点、延長でも粘り切れず、前日の悪夢が繰り返された。