落合監督、先勝に「内容はともかく勝てばいい」

2010/10/20 23:06 配信 スポーツナビ
 セ・リーグクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(6戦4勝制)が20日にナゴヤドームで行われ、中日が巨人を5対0と下した。対戦成績は、リーグ優勝による1勝のアドバンテージを含む中日の2勝0敗となった。
 初回に森野将彦らのタイムリーなど5長短打で4点を先制。投げては先発チェンが7回途中無失点に抑えると、高橋聡文浅尾拓也岩瀬仁紀の継投で巨人打線を零封した。投打がかみ合っての理想的勝利だったが、落合博満監督は「今日は誰がってことじゃない。勝てばいい試合。内容はともかく」と白星に意義があることを説いた。10月2日以来の実戦となったことには、「ちょうどいい期間だったんじゃないのかな。宮崎(主力も参加した教育リーグ)をオープン戦と考えれば、キャンプをやって、オープン戦をやって開幕。シーズン通りだろ」と独特の考えを披露した。
 好投のチェンは「結構緊張したけど、みんなが打ってくれて楽に投げられた」と初回の打線の援護に感謝すると、先制タイムリーの森野は「目の前の1試合を全力でやった結果が、勝ちにつながったと思うので。明日からもこの気持ちを忘れずに戦っていきたい」と気を緩めなかった。